2019年 06月 04日
APW330 遮熱タイプ 断熱タイプ |
6月ですかぁ~、1年の半分が終わります、
なんて現場のラジオから聞こえてきました。
あっという間に月日が流れて行きますね。
前回ブログの続きになります、サッシのお話。
家の見た目や、中から見える景色、風通し、光の入り方と様々な、役目と存在感のある窓。
長野県など、寒い所では結露などの悩み所があったり、
しかし、最近のサッシは良く出来てます!
APW330 はYKKというメーカーの製品、
あと、LIXILからもリガシスやアルスターXなど、高性能なサッシが出ていて、その辺の企業同士の競争でどんどん良くなっているんでしょうね。
YKKのAPW330 には、遮熱タイプと断熱タイプが選べます。
「こう民宅」の家でも、西側の掃き出しテラス戸は遮熱タイプが使われてます。
この、遮熱と断熱タイプ同じサッシの形なのに、何が違うかって言うと、、
ガラスの仕組みが違うそうなんです。
枠の部分は中、外共に樹脂で出来ていて、そこは同じで、
ガラスが3ミリ空気層16ミリガラスが3ミリ、
16ミリの空気層を3ミリのガラスでサンドイッチにしている、よく言われるペアガラスってやつで、その16ミリの空気層にアルゴンガスと言うガスが入っていて、これがまた断熱性能を高める!、、、スゴイっすねぇ!
と、まだここまで、断熱タイプ遮熱タイプ仕様は一緒です、、ここからですわ、へ、へ、へ。笑
何が違うかいうと、3ミリのガラスに加工がしてあるのですが、この加工面の位置が違うそうです!えぇ、えぇ。
ネットで遮熱、断熱違いなんて、検索するとこんな画像が出てきます。
文字だけだと何言ってんだから分からなくなってしまうので、このわかりやすい絵を拝借して。
この絵は断熱タイプの仕組みです。
3ミリのガラスには、なんと金属幕が施行されているそう!
現場でガラスを見る分には極めて透明、
金属幕は銀や銅といった金属成分が散布されているそうなんですが、何の金属がどうやって施行されるかは、企業ひ・み・つ!なんだそうです。
断熱タイプはこの金属幕が部屋側のガラスの空気層側に施行されていますね、
この怪しげな金属幕が部屋の暖かな熱を跳ね返して、部屋の中の暖かさを守っているんですね!
こちちらは、先程の断熱タイプと逆。
金属幕が外部側のガラスの空気層側に施行されていますね、こちらは遮熱タイプです。
なるべく部屋から離れている外側のガラスの所で、外の暑さを食い止めようと言う事です。
ガラスの色味をブルーやブラウンと言った色を選べるのですが、それはこの金属幕の金属の成分の分量や配合の種類で色を分けているそうで、詳細はやっぱり、ひ・み・つ!
だそうです。笑
車で走っていたりすると、新しめの家の窓ガラスが、青っぽいみえたり、茶色っぽく見えたりのアレですね。
と、まぁサッシにはこんな仕組みが施されているんですね~。
3ミリ16ミリ3ミリの層の中にはそんな世界が広がっているなんて!
他にも、熱貫流率や日射取得率なんてのが、
ガラス性能表示として数値で記されていますが、
数字は苦手なので、今回はここまで、、
皆さんも、ガラスの右下に白く刻印されている文字を検索してみると、自分の家のサッシの事がわかるかも!
by d-ryu1
| 2019-06-04 06:26