窓の話し その2 フレーム内樹脂 省エネ建材等級 ガラス遮熱断熱 |
切断でもしない限り、自分達建築現場の人間でも
覗き見る事はありません。
でも、その中に大切な部分もあるそうで
YKK APW310 はき出しサッシの下枠の切断写真、
中央の黒い部分が樹脂パッキンになってますね〜。
310のサッシは外はアルミ製で、家の中になる部分は樹脂(プラスチック)
という造り。
冬場外の冷たい外気にさらされたアルミ部分から、
家の中の樹脂フレーム部分に伝わらない要、カットしてくれる役割を
ここの黒い部分がやってくれる!
これが大事だそうです!
前々より、設計事務所アーキジャムの藤田さんからは
耳にイカやタコが出来るほど聞いていましたが、
ザックリとなるほどっと程度でした。
改めてカット面や小穴ガラスさんの話しを聞くと
色々知らなかった事も・・
310のサッシもこの黒い断熱樹脂が付いているのは、
はき出しサッシだけ!
腰窓の床から少し高い位置に付ける、引き違いや
縦すべり、横滑りサッシにはこの黒樹脂は付いてない!
310より前々からあった「エピソード」には付いているのに、
その後に出た製品的には新しい310には
付いているサッシと付いていないサッシがある!
マジっすか?聞いてみましたら、要はコスト的な部分も
メーカーは考えなくてはいけないので、大人の事情で色々あるそうです。
新しいサッシの方がグレードも良いと思い込んでしまうのは・・・。
サッシに貼られている省エネ建材等級の
星4っツです!のシール、APW310のはき出しサッシ。
星3っツです!の同じくAPW310の横滑り出しサッシです
同じ310でもサッシの星の数が違う、
サッシのガラス面、フレーム部分合わせた全体の等級を表す星です。
グレードが高いともちろん4つ、んでもって
4つの中にもアルゴンガス入り、真空ガラス、オール樹脂フレーム、
と種類が様々で、それに伴い値段も上がって行く!
でも、予算がぁー!
でも、結露や断熱気になるし!と悩みますよねぇ。
家の全てのサッシをハイグレードにしなくても、良いのかもしれませんね!
家の立地条件、陽の入り方やその土地柄の気候、お隣さんとの距離などなど、
断熱素材や種暖房の種類などでも違うかもしれません!
そこんとこを、考えてくれるのが設計事務所かもせれませんね〜。
アーキジャムの藤田さんの話しを聞いていると、
いつも、「スッゲーな〜」「なるほど!」と思わされる事が多々あります。
沢山の経験と引き出しから、サッシのカタログには載っていない数値を
引き出してくれるかも!基本カタログの数値は信用してないそうです!
参考にはするそうですけど。
なんか、設計事務所アーキジャムの宣伝みたいになってしまいましたが、
今回の勉強会も藤田さんがセッティングしてくれたのですが、
色々な話しが聞けて本当に勉強になりました!
その細かな部分も知って施工するのと、しないのではやはり違うと思います。
大切な所です!
これから、本格的な寒さを迎える長野県!
八ヶ岳界隈の茅野、原村、富士見では
−10℃、−15℃!場所によっては−20℃なんてことも!
暖かい所から移住を考えている人や、地元住民にとっても
北海道程ではなくともこの寒い地域に暮らすにあたって、
サッシを考える事は、断熱材と同じくらい大切な事だと感じています!
あと、ガラスの断熱、遮熱も書きたいのですが、
長々書いてしまい、
活字に慣れていない大工は疲れてしまったので、
そこはまた今度!すみません!